「日銀は誰のものか」

今モナコからL.A.に着いた。丁度日銀の政策決定会合が終わり、先週私が予想した通り従来の国債利回り固定化の為の市場介入に変動幅を持たすことになった。 2013年4月4日以来の大規模量的緩和、2016年からの質的緩和の効果 … 続きを読む

トランプ発言の賞味期限

「私の誕生日がターニングポイントになる」と言った通り、金価格は4月18日から下げ続けているが、又人民元も対ドルで下げ続けている。 この理由については先週金曜日(7/20)の「ここ一番!」と増田俊男の「目からウロコのインタ … 続きを読む

トランプの対外敵視政策の裏表

トランプの言動は一見暴言、朝令暮改と言われるが、実は裏には狡猾な計算がある。 本誌で述べてきたように、消費大国アメリカにとって保護貿易は輸入コスト上昇で国内物価上昇、結果企業収益増大、賃金上昇でGDP成長に寄与する。 ア … 続きを読む

小冊子発刊100回記念

小冊子第1号は2009年7月8日発刊、丁度昨日で9年になる。 驚くほど多くの方々の本棚に第1号から99号までがきちんと並んでいる。 本誌は私がワシントンDCのメジャーシンクタンクに机(オフィス)を持った2005年の4年後 … 続きを読む

増田俊男の保護貿易肯定論

トランプの貿易相手国に対する制裁関税は時代の流れに沿っている。 先進国主導の世界経済は20世紀の成長基調(登山時代)から21世紀の停滞基調(下山時代)に移行した。成長期、世界は成長の糧(パイ)を自由競争の下に競ったが、成 … 続きを読む