歴史の終わりの始まり‐小冊子Vol.80

終わろうとしている歴史は東西冷戦後、情報、カネ、モノに国境がなくなったグローバル化時代であろう。
戦前は第一次大戦後のナショナリズムの時代で、日本でも国粋主義が盛んに叫ばれていた。
今は人間が必要とする情報、カネ、モノに国境がなくなったグローバル化時代で反ナショナリズムの時代と言える。
6月23日の英国の選択は、正にグローバリズム(EU)とナショナリズム(独立・孤立)であった。
すでにフランス、イタリア、スペインなど選挙で極右系ナショナリスト台頭の嵐が吹き荒れている。
もしこの嵐が欧州から世界に吹き荒れるようになると世界は再びナショナリズムに後戻りするかも知れない。
確かに英国がEU域外と独自に通商交渉が出来ずEUとの取り決めに従わなくてはならないのは通商自由が損なわれ経済主権の問題と言えば言えないことはない。
しかしこうした問題はEUが制度改革をすれば解決する問題である。
グローバリズムに欠陥があるから、そしてその修正が可能なのにグローバリズムそのものを否定していいのだろうか。
私は今回の英国の選択は、英国が世界に向けて発した問題提起であると考える。
第一次戦争や第二次戦争勃発の原因を知れば明らかなように、世界は必ずしも良識によって導かれるとは限らない。
1973年英国がEC(欧州委員会・EUの前身)に加盟する前は国債デフォルト状態であったが加盟以来今日までドイツよりも高い経済成長率を続けてきた。
ところが2013年からEU加盟のメリットよりデメリットの方が大きくなってきたのは事実である。
「町に用がなくなったのでおさらば」はいいが、どちらへ舵を切るのか決まっているのだろうか。
2015年3月の中国主催のAIIB(アジア・インフラ・投資銀行)への加盟に際し、いの一番で飛び込んだのは英国だった。
中国は英国のEU離脱を大歓迎している。
戦後のドル体制下の国際金融制度(アジア開発銀行等)に大手を掛けるようなAIIBにアメリカ(日本)は当然ボイコットだが、アメリカと親子関係にある英国が中国の対米覇権戦略の一環に深入りし、さらにEU体制(ユーロ共通通貨制度)を崩壊に追い込むような選択をするのは何故だろうか。
6月23日は英国の独立記念日と言うが、2049年(共産中国誕生から100年目)にアメリカに代わって世界を覇権下に置くと決めている中国にとっても記念すべき日なのかも知れない。
今回の株価暴落は、次なる「世界の政治・経済地殻変動」の前ぶれと観るべきだろう。
詳しくは「小冊子」Vol.80をご参照下さい。

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