世界株式市場史上最高値!

ニッケイも年初来高値を抜き、最高値を抜けばまたNYも連日最高値。
欧州、中国(上海)市場共に年初来高値更新!
アメリカのファンダメンタルズはFRB(連邦準備理事会)が上げを真剣に考えるほど良いが、日本を始め欧州も中国も経済成長は鈍化し、IMF(国際通貨基金)が2015年の見通しを下方修正したほどだ。

世界の株式市場は完全に実体経済から乖離している。
その理由は先進国のみならず中国を始め新興国や発展途上国まで通貨安競争に専念しているからだ。実体経済に新たな資金需要は無く、企業は余剰資金の使い道がなく自社株買いや社債の前倒し返済をしている。経済に資金需要がないのに何故日本を筆頭にマネタリーベース(市場に出回っていた資金)の数倍もの金融緩和を続けているのだろうか。黒田日銀総裁もドラギECB総裁も「インフレ目標2%を達成するまで緩和を続ける」と言っているのだから「緩和の目標は物価」と言うことになっている。これこそ正に「世紀の欺瞞」である!
実は黒田総裁もドラギ総裁も「いくら緩和をしても物価は絶対に上がらない」ことは百も承知なのである。アメリカ(FRB)が日銀が異次元金融緩和を始めた2014年の4月4日の直後(5月)から緩和縮小を始め、10月末で完全に緩和を止めた。それは「緩和で物価を上げることが出来ないことが緩和政策5年の経験で分かった」からである。だから前述の通り日銀もECBもいくら緩和してもインフレ・ターゲットは達成出来ないことを承知の上で追加緩和に走っているのである。それは何故か?「アメリカ(FRB)が緩和を止めて利上げを予定している」という情報を執拗に世界に流し、日銀を筆頭に全世界の中央銀行が緩和をし、全世界緩和オンパレードになったらどうなる?
そこでアメリカを除く世界の中央銀行が緩和で通貨を刷りまくればどうなる。
通貨は「資本の意志」に従って、ゼロやマイナス金利の国から10年物国債の利回りが2.3%もしている国アメリカはNew Yorkへ飛び立つ。
ニッケイ平均が最高値になるのもユーロ・ネクスト(欧州市場)が上げ続けるのもNew York行きの飛行機を待っている待合室の混雑と同じだ。
飛行機が来たら全員飛行機に乗ってNYに飛び立ち、待ち合室は人っ子一人いなくなる‐‐‐日経平均大暴落!
日銀はFRBの日本支社、日本の財務省はアメリカの財務省第四課。黒田総裁がFRBのトリックを承知で「物価の為の緩和」など根も葉もない発言を繰り返しながらFRBの指示に従っている姿は哀れなものだ。
ニッケイが上がれば上がるほど暴落が近くなることを一時たりとも忘れてはならない。「世界の損はアメリカの得」!
「ここ一番!」で、表に現れないお話しをすることになっています

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