イスラエル・パレスチナ和平方式

河野太郎外相は12月26日パレスチナ自治政府アッバス大統領に会ってイスラエルとの和平方式は二国方式が妥当であると述べアッバス大統領と意見が一致したと述べたが、アッバス大統領の「身の安全」を考慮した為の発言だ。
パレスチナにはPFLP(パレスチナ解放人民戦線)と言う過激派組織があり、アッバス大統領やマリキ外相に反旗を掲げ両者の写真を焼くなど自治政府にとって頭痛の種になっている。アッバスもマリキも承認している「ヨルダンによる東エルサレムと西岸の併合方式」(昨日の本誌参照)がPFLPに知れたら即刻二人は暗殺される。
河野大臣が敢えて「二国方式」と強調したことで二人の命を救ったのでアッバスは河野大臣の「信頼」(救命)に感謝したのである。
PFLPを抹殺する準備も出来ている。やがてイスラエルの戦車が東エルサレムから西岸に押し寄せてくるのでアッバスはPFLPに大規模な抵抗を要請する。
イスラエルはアッバスの希望通りPFLPを全滅することになっている。
河野大臣の大嘘でパレスチナ国の厄介者を消し、ヨルダンのパレスチナ併合方式に歩を一歩進めたのである。

アメリカにも内紛がある。欧州でのカラー革命、中東の春など民主化運動を扇動、反政府ゲリラなどを支援して政府を転覆させてアメリカの傀儡政権を作ってきたのが軍産複合体(軍産)で、アメリカの事実上の支配者である。
イスラエルの敵、イランやシリアに対してイスラエルもアメリカも安保理の承認なしには戦えない。そこで2005年から5年かけて中東最大の軍事組織ISを仕上げてシリアやイラン民兵と戦わせたのが軍産。しかし軍産が仕掛けたシリアの内戦はロシア主導で和平合意、最早ISに用がなくなった。
そこで作った当の軍産がISを潰すわけにいかないのでロシアに頼み結果ISは壊滅した。
軍産はオレンジ革命以降ウクライナにポロシェンコ傀儡政権を作ったがロシアにクリミア半島を併合され、ロシア支援の東ウクライナが優勢でポロシェンコの敗色が鮮明になってきた。
2003年3月バクダッドを火の海にしてサダム・フセインを倒しイラクを民主化したが、出来た政府はイランの支配下。
セプテンバー・イレブン以来の軍産の中東戦略はことごとく失敗に終わった。
今こそトランプに軍産壊滅のチャンスが訪れたのである。
厄介なイスラエル・パレスチナ問題を解決し、イスラエルの不倶戴天の敵イランを壊滅するにはどうしたらいいのか。
対中戦略は「豚は太らせて喰う」であるがイランはどうする?
30年間もイランに経済制裁を掛けたので豚は痩せているはずだが、、、、?

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