アメリカの核の傘は無い!

安倍総理大臣の職権解散による衆議院選が本日10月10日から始まる。
小池百合子代表の「希望の党」が憲法改正や安保法制を「踏み絵」にすることから希望の党へ合流する民進党からリベラル派が「立憲民主党」として分離し、共産党、社民党等が協力する憲法、安保法制反対グループが形成された。
自民党と政権を争う希望の党は自民同様の憲法9条改正、安保法制支持だから安全保障基本政策で違いはなく、安倍・小池の人気または信頼獲得戦となる。
もし安倍が冒頭解散でなく「先に審議ありき」であったなら、森友、加計学園問題の新たな致命的証拠、証言が用意されていたので安倍は解散に追い込まれたかも知れなかった。もし今日の日本が本当に北朝鮮の脅威で国難の最中なら解散すべきでないのに「国難解散」などと言う安倍は「欺瞞」と「思考錯誤」に陥っている。国民が北朝鮮の核・ミサイル脅威を目の当たりしている時、安倍が主張する「圧力のみ」は確かに説得力がある。「第二の選択肢の武力行使しかない」と言うトランプ発言も安倍に有利になる。しかし安倍はトランプの対北強硬発言は金正恩を会話に誘き出す為の駆け引きであることを知らない。政治感覚なき安倍の対北朝鮮強硬一辺倒はやがて世界から嘲笑されることになる。
ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞受賞は安倍が犯した重大な罪を明らかにしてしまった。ICANの受賞は7月7日国連総会で核保有国を除く120か国以上の参加国により採択された核廃絶国際条約にICANが貢献したことが評価されたからであった。ICANは唯一の核被爆国である日本が率先して本条約を推進することを強く望んだにもかかわらず、安倍は、こともあろうに核加害国アメリカと共に本条約をボイコット(不参加)したのである。
物体の分子を化合して新たな価値を産むことは創造主(神または自然)から許されるが、人間が創造主から与えられた存在の核心である原子を破壊することは許されない。核爆発は創造の破壊であり、創造された者(人間)の創造主への挑戦であり反逆である。神を冒涜して尊い人の命を抹殺する核兵器を世界から廃絶することは「神の声」である。安倍は神を冒涜し、日本人(広島・長崎)の生命を抹殺した犯罪者アメリカと手を組んで核廃絶国際条約をボイコット(不参加)した。ICANのノーベル賞受賞で安倍は、日本人のID(そのもの)である「平和」に対する反逆者であったことが明らかにされたのである。安倍の同条約ボイコットの理由は「日本の安全はアメリカの核の傘で守られているから」であり、「今日の世界の現実は無視できない」である。核の傘が有効なのは国民ファースト、国体第二の民主国家間だけに限られることを知らねばならない。核の傘とは、「核保有国が核先制攻撃をすれば相手国からの核報復攻撃を受け国民に多大な犠牲が出るので互いに核攻撃が出来ない」ことに立脚している。
ところが北朝鮮や中国などの独裁・専制国家は体制ファースト、国民セカンドだから国民の犠牲を無視して体制維持の為核先制攻撃をする。日本の仮想敵国であり核保有国である北朝鮮や中国は独裁・専制国家だから民主国家アメリカは北朝鮮や中国に核先制攻撃は出来ない。北朝鮮や中国に対して「日米安保は日本の安全の要」ではなく、日本にアメリカの核の傘は存在しない。安倍は、日本に存在しないアメリカの核の傘を核廃絶国際条約ボイコットの理由に出来ない。安倍の言う世界の現実とは何か。ありもしないアメリカの核の傘を口にし、神の声に耳をかさぬ安倍は無知なのか欺瞞なのか。日本人は、(まだ政権の座に就いたことがなく不明の)小池を信用するか、(広島、長崎の被爆者の心を知ろうとしない)安倍を信用するか、その選択に世界が注目している。

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