先々週から先週にかけての大きな収穫は何といってもクルド自治区の代表になる予定のMr. Abdullah Mohtadiと今後の中東情勢について話せたこと。
さらにFRB、Pentagon、CIAのインサイダーであるMr. James RickardsとFRBが利上げを実行しなくてはならない、経済以外の重要な任務についてお話が聞けたことだ。1995年から人民解放軍軍事科学研究所で中国はアメリカの政治・経済覇権を終わらせる目的でサイバ―攻撃でアメリカ経済を10日間完全に止める研究を重ね今日まですでに何度も実験をしてきた。中心人物はW.K将軍。他に金融を武力として使う研究の大家はIMF二番手のDr. M.Z副専務理事である。最近ニューヨーク証券取引所が数時間停止したが原因は分かっていない。
戦後の金本位制時、基軸通貨国アメリカは35ドルと金1オンスとの交換を保証していた為金は国際決済手段にもなり得たことから日本、ドイツ等自由主義陣営は金のデリバリーの不便さや安全性から外貨準備中の金をFRBの金保管所に預けていた。日本の700トン以上の金は今なおFRBの金保管所に眠っていることになっている。ドイツは2012年の段階で1,626トンの金塊をFRBに保管していた。ドイツは将来のドル破綻リスクから保管金全部をドイツへ送り返すようFRBに要求した。ところがFRBはドイツ銀行に直ぐには無理と通告、FRBとの相談の結果FRBは8年後の2020年12月まで延期を要求した。
現在3年を経過したが、ドイツ銀行は何故か保管分の移動は僅か37%で結構であるとFRBに伝えた。FRBの金保管所にある日本はもとより他国の金は「何者かに奪われた」のでほとんど残っていないからである。各国の金が無いとなるとFRBの信用は地に落ち、ドルが崩壊し、当然ドイツは言うまでもなく自由主義諸国の信用喪失、中ロをはじめドルに依存しない諸国を除く全世界経済が破綻する。だからドイツはFRBに出来ない要求はしないことにしたのである。
単純な話だが、バブル崩壊で5,000兆円ほど世界の金融資産が減価する。
資本主義市場はゼロサムだから市場でAが100万円損をすればBが100万円儲かっていなくてはならない。ではバブル崩壊による5,000兆円の損は誰の儲けになったのだろうか。FRBの金保管所からすべての金をだまし取った者。
だから世界は誰かに盗られた5,000兆円を穴埋めするため2008年のリーマンショックから足掛け7年間働き続けなくてはならなかったのである。
誰かさんは、NY市場を見ると金融資産が溜まり過ぎるほど溜まっているのでそろそろいただこうかなと言っている。
支配する者と支配される者、働いて富を創る者と富を奪う者。
そうした世界でアメリカと中国の通貨戦争が中盤戦を迎える。
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